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技術的な課題をお持ちの会社様へ

 

「練り込み技術」と「色へのこだわり」を
大切にしています。

ひとくちに技術的な課題といっても事例はざまざまです。樹脂成形特有のウェルドライン(融合線)、ヒケなどの成形不具合から、「もっと爽やかな発色」「臭気の少ない」「素材の風合い」といった感覚的なご要望など、実に千差万別です。全てを簡単に解決できるわけではありませんし、安請け合いできるほど単純な問題でもありませんが、今までのノウハウと過去のデータベースを活用し、全員一丸となって問題に取り組む姿勢を常に大切にしています。

問題解決に向けた弊社の取り組み

  1. 1機能別・ニーズ別に蓄えられた膨大なデータベースの活用。

    当社の食品トレー用コンパウンド及びカラーマスターバッチは、高い安全性が求められる全国のコンビニエンスストアで使用されています。その他にも、家電、自動車のインテリア部品、各種建材まで、広い業種・製品で高い評価を得ています。それぞれの樹脂種・材料・混合物・加工特性をデータベース化し、類似ケースから発生しやすい問題、対処方法を素早く検索。豊富な実績に裏打ちされたノウハウが私たちの誇りです。

  2. 2営業から技術・評価・製造までが協力に連携、迅速な対応が可能です。

    営業、研究開発、評価、そして製造部門までがひとつの事業所に集結しています。それぞれのエキスパートが知恵を出し合い、さまざまな角度から問題検証を行い、解決策を探ります。ケースによっては、営業部門によるお客様へのヒアリング後、すぐに各部門への電話連絡を行い、担当営業が事業所に戻った時には、大まかな方策が立っていることもあります。

  3. 3充実した試験設備により、初期段階での各種テストが可能です。

    問題の早期発見・解決のためには、練り込みテスト・材料テストが有効なケースが多くあります。短納期・シビアな性能を求められる製品では、確実に問題をクリアしていく工程の重要性はさらに高まります。最新の設備を使用した早期の確実なテスト・分析は、開発・生産スピード向上はもとより、最終品質の安定にもつながります。

事例集

低臭気・高分散コンパウンドの開発

食品容器向けフィラーコンパウンドに於いて、成形品に臭気があると致命的な欠点となります。
そこで、当社独自の配合技術とブレンド技術によって低温での加工が可能となり、高分散・低臭気なコンパウンドを開発し、ユーザー各位に提供しております。

赤色マスターバッチのロール付着改良

安定性が高い構造の顔料を選定し、昇華による顔料のロール付着を抑えました。

赤色マスターバッチのロール付着改良

高輝度シルバーマスターバッチ

創生期より取り組んで構築した農業フィルム向けシルバーマスターバッチです。
他社品よりも高輝度に特長があり、フィルムメーカー様に現在も長らく御使用して頂いております。

高輝度シルバーマスターバッチ

押出成型用メタリックコンパウンド

通常の配合では凝集物が発生し易い為、ロス量が多い傾向があります。
添加剤の配合技術によって凝集物の発生率を下げることができました。

押出成型用メタリックコンパウンド

ポリカーボネート用マスターバッチ

波板用の摺動性改良、耐候性改良の最適添加剤処方を確立しました。
高倍率カラーマスターバッチも併せて御使用して頂いております。

その他解決事例

  • 車輌内装用カラーマスターバッチのウエルドライン改良
  • 合成木材向けドライカラーのブリード改良
  • ドライカラーの付着性改良

評価部門からのひと言

品質評価では、同業他社よりも検査工程を多く設けています。もちろん検査には時間も掛かりますので、迅速な開発スピードと相反するように感じされるかもしれません。しかし、評価・検査段階でOKを出せば、そのまま製品となります。早期での評価と技術・製造への差し戻しは、結果的に時間・材料・物流的に無駄なコストを省きます。どんなに納期が迫っていようと、問題を見逃してしてしまえばさらに時間を無駄にする結果となります。急がば回れ、確実性こそ評価システムの要だと考えています。

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